目的

ものづくり補助金とは、中小企業・小規模事業者等が制度変更（働き方改革や被用者保険の適用拡大、賃上げ、インボイス導入等）等に対応するために取り組む『革新的サービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善』を行うための設備投資等を支援するものです。

また、業況の厳しい事業者や、デジタル・グリーン分野で生産性向上に取り組む事業者に対しては、通常枠とは別に「回復型賃上げ・雇用拡大枠」「デジタル枠」「グリーン枠」が設けられており、補助率や補助上限額が優遇されます。

支援内容

補助対象経費

申請枠は一般型（通常枠、回復型賃上げ・雇用拡大枠、デジタル枠、グリーン枠）とグローバル展開型に分かれていますが、以下の部分は共通です。グローバル展開型では海外旅費も対象となります。

〇機械装置・システム構築費
・機械・装置、工具・器具の購入、製作、借用に要する経費
・専用ソフトウェア・情報システムの購入・構築、借用に要する経費
・改良・修繕又は据付けに要する経費

〇運搬費
運搬料、宅配・郵送料等に要する経費

〇技術導入費
知的財産権等の導入に要する経費

〇知的財産権等関連経費
特許権等の知的財産権等の取得に要する弁理士の手続代行費用等

〇外注費
新製品・サービスの開発に必要な加工や設計（デザイン）・検査等の一部を
外注（請負、委託等）する場合の経費

〇専門家経費
本事業遂行のために依頼した専門家に支払われる経費

〇クラウドサービス利用費
クラウドサービスの利用に関する経費

〇原材料費
試作品の開発に必要な原材料及び副資材の購入に要する経費

※グローバル展開型では、海外旅費も対象
※機械装置・システム構築費以外の経費の補助上限額あり

対象外経費

人件費や土地・建物の費用は対象外です。

申請期間

申請受付　令和4年11月7日（月）
応募締切　令和4年12月22日（木）
採択発表　令和5年2月中旬頃

支援規模

上限額

補助上限額、補助率はそれぞれの申請枠によって異なっています。

一般型
《通常枠》
通常枠は10回締め切りから、従業員数に応じて上限額が変わるよう変更されました。
補助率は1/2。小規模企業者・小規模事業者、再生事業者の場合は２/３です。

《回復型賃上げ・雇用拡大枠》と《デジタル枠》
回復型賃上げ・雇用拡大枠とデジタル枠も従業員数によって上限額が変わり、補助率は2/3と高めになっています。

《グリーン枠》
グリーン枠の上限額2000万円、補助率も2/3と高めです。
申請要件には、温室効果ガスの排出削減に資する革新的な製品・サービスの開発であることや、炭素生産性向上を伴う生産プロセス・サービス提供の方法の改善であることが求められます。

グローバル展開型
グローバル展開型では、補助金額は1000万円から3000万円。
補助率は1/2、小規模企業者や小規模事業者の場合は2/3となります。

どの型でも最低50万円以上の設備投資が必要です。

加算

・成長性加点
・政策加点
・災害等加点
・賃上げ加点　等

対象者の詳細

補助金交付の対象

対象は中小企業・小規模事業者、資本金10億円未満の特定事業者など。
革新的な製品やサービス開発などの事業計画書が必要となり、申請のハードルはかなり高めです。

基本要件として、
・事業計画期間において、給与支給総額を年率平均1.5％以上増加。
・事業計画期間において、事業場内最低賃金（補助事業を実施する事業場内で最も低い賃金）を地域別最低賃金＋30円以上の水準にする。
・事業計画期間において、事業者全体の付加価値額を年率平均3％以上増加。
これらを満たす事業計画が補助対象となります。
また、それぞれの枠によって、デジタル技術の活用やグローバルな製品開発などが求められます。

補助金額は大きいものでは再構築補助金もありますが、再構築では対象にならない試作品に必要な原材料費も、ものづくり補助金なら対象内です。
違いを確認し、それぞれの事業者、やりたいことに合うものを選ぶのがよいのはないでしょうか。

対象地域

全国

施策URL

ものづくり補助事業公式ホームページ
https://portal.monodukuri-hojo.jp/index.html

お問い合せ

ものづくり補助金事務局サポートセンター
monohojo@pasona.co.jp
電話番号：050－8880－4053
電話受付時間：10:00～17:00（土日祝日および12/29～1/3を除く）